研究開発

未来への新しい技術に挑戦します。

当社独自の加工技術開発とニーズ志向型の素材開発で、お客様の役に立つ製品づくりを行っています。

研究開発のポリシー

当社では、これまでに培ってきたスリット加工、プレス加工、そして独自のプラズマ表面処理技術や熱ラミネート技術などを融合することで、接着剤レス積層材料等の新しい機能や性能を持った素材を創り出し、お客様に提供しています。また、近年ではポリイミド等の高分子素材を独自に設計・合成し、それを用いた高機能製品の開発、提供も行っています。当社ならではの価値ある製品を提供することで、ものづくりを通じて、社会に貢献することを目指しています。

技術開発

接着剤レス積層技術

プラズマ表面処理技術と熱ラミネート技術を組み合わせることで、接着剤レス積層電気絶縁材料「ナムリ®」やポリイミド積層板をはじめ、PEEK、PPS、PET等の各種素材の接着剤レス積層材料を可能としました。

高分子素材の合成

カスタマーニーズに合わせた新しい高分子素材の設計や合成を行っています。
【開発素材例】
・溶剤可溶性高透明ポリイミド
・ウェットポリイミドエッチングプロセス対応ポリイミド(低熱膨張性、高接着性)

ステンレス/ポリイミド基板材料

接着性、低熱膨張性等の特性を兼ね備えたポリイミドを独自に設計し、それをステンレス箔上に塗膜することで、耐熱性や平坦性に優れたステンレス/ポリイミド基板材料を開発し、面状発熱体等の用途向けに提供しています。

分析技術

走査型電子顕微鏡(SEM-EDX)、蛍光X線分析装置(XRF)、各種熱分析装置(DSC、TG-DTA、 TMA)などにより、材料設計や評価に必要な各種分析・解析を行います。

■ 走査型電子顕微鏡(SEM-EDX)

材料表面や微細物の観察や、元素分析を行います。

■ 蛍光X線分析装置(XRF)

金属など無機材料の元素分析や膜厚の測定を行います。

■ 熱分析装置

示差走査熱量計(DSC)、熱重量示差熱分析装置(TG-DTA)、熱機械分析装置(TMA)などの熱分析装置により、材料のガラス転移温度、融点、発熱・吸熱量、熱重量減少温度、熱膨張係数などを測定することができます。

■ 光学特性評価措置(色彩計)

高分子フィルムの光線透過率、イエローインデックス、ヘイズ等の光学特性の評価を行います。

■ レーザー顕微鏡

材料表面の粗さや形状を高精度で測定します。

■ 測定顕微鏡

恒温恒湿環境での精密な寸法測定が可能です。